人生振り返り:中学1,2年生
入学した瞬間からとても良い子を演じた。
何のために生きるかを常に考えながらも、とくに決まっていなかった。
ここでしっかりやらないと将来困ると思った。
宿題も全部やるし、学校はさぼらないし、普通に良い生徒だった。
勿論問題も起こさない。
喧嘩もしまない。
将来困るような汚点になる可能性を感じていたから。
内心はいくら教師や大人を馬鹿にしていたとしても、全力で良い子を演じていた。
先生に反論したくて仕方がないこともたくさんあったが全て押さえていた。
小学生時代ちゃんと授業を聞かない生活をしてきた私にとって、1対多の授業を真剣に聞くことだけは本当に難しいことだった。
警戒心が強かった私は、授業中眠ることができなかったため寝ていたということはなかったが、考え事をしていると先生の話なんてほとんど入ってこなかった。
そしてテスト寸前にテスト勉強で1からすべてやり直してある程度なんとかするというのが毎回の流れだった。
部活にも入っていた。
同級生もそれなりに知り合いがいた。
陰では多少問題にならない程度には好き勝手やっていた。
そのため、ストレスがすごいたまったという記憶はなかった。
中学2年生の途中、ついに自分の生き方をどうするか決めた。
内容は他のページにまとめるが、ここで私は最強の問題児として生きていくことを決意した。
これにより私は先生に反論することを躊躇する必要性が全くなくなった。
ただ私は思ってしまった。
せっかくここまで良い子を演じてきたのにここで普通に反論してしまうのは面白くない。
どうせならなにかこのタイミングでしか試せないことをしておきたい。
そして私はあることを試すことにした。
2年間良い子でやってきた私が、急に問題児になったら、先生はどんな反応をするのか。
きりがわるかったので、中学2年生までは良い子にしておこうという考えだった。
ここから2年生が終わるまで反論を我慢するのは、このわくわく感がある分まったくつらくなかった。